2012.03.10

くゆら織 SAKURAIRO展コラボレーション

新しい体験をさせていただきました。

今日から、じょうはな織館にて「くゆら織」作家の高須佳美さんの
個展が開催されます。
そのオープニングパーティにて、作品からイメージを膨らませたお菓子の調製と
その制作過程のお話をさせていただく御依頼をいただきました。

本当に不思議な御縁で、作家の高須さんと織館の澤田館長から
御依頼をいただき本日のパーティに至りました。
今回は作品３点を高須さんにお選びいただき、それを拝見して
イメージを膨らませて、私がお菓子を作る、、、という流れでした。
その作品３点の写真はこちらです。
「桜酔（さくらよい）」「夢桜人（ゆめさくらびと）」「華うらら」

今回は私の頭の中の創作過程を言語化して、
会場で皆さんにお伝えするまでの御依頼でしたので
その点について思案を重ねながら調製いたしました。

新しい発見は私自身お菓子の図案を考える際に、イメージを断片的にでも
言語化している、、という事です。

例としては「桜酔」を見て視覚のイメージと、
浮かんだ言語は第一印象で「艶やか」という詞。
それをもとに、お菓子のイメージを膨らませました。

そして高須さんは香りも今回の個展のテーマにしておられましたので、
お菓子にも自然素材で春の香りを仕込みました。
「さくら」「よもぎ」「いちご」、、、

「桜酔」煉切３色ぼかし、桜香移し餡包み、
桜花、羊羹製織物、金箔仕上げ
「夢桜人」桜：艶干錦玉グラッパ仕込み
風：生砂糖、よもぎ煉り、揺れ型、萌える草に渡る風を表す
「華うらら」生打村雨仕上げ、ドライストロベリー、芯は自家製白餡

このような新しく貴重な経験をさせていただき
高須さん、澤田館長、関係者の皆様には本当に感謝いたしております。
今回の経験で、新しい何かを手に入れたように感じます。
次の機会に備えて精進いたします。

３月の２０日までの開催ですので、是非ご来場いただければ幸いです。
お菓子は本日だけですが、本当に素敵な作品達に出会えます。
会場はこちら、、、、http://www1.tst.ne.jp/ori/
詳しくはこちら、、、http://mbp-toyama.com/harmonie/column/1430/