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引網香月堂

お知らせ・活動

和菓子のお話

2009.10.12

織部まんじゅう


御流儀によって炉開きのお席では「織部」の物を
何か一品使われるしきたりがあります。
道具類と重なってはいけませんが、お菓子で織部まんじゅうを
使われるのも良いと思います。

織部とは古田織部。利休七哲の一人で有名な茶道の祖です。
数多くの名品を世に送り出した芸術家であり、文化的な指導者。
とても大胆な方だったようで、大きめの茶碗を十文字に割り
縮めて継ぎ合わせ、名物を生み出した話は有名です。

織部釉の緑を薯蕷饅頭の上に表し「井桁」の焼き印を一つ。
店によって焼き印の数や、緑の具合は違いますが
私は控えめな緑の色合いと、一点の焼き印仕上げが好みです。
この組み合せだけで「織部」と伝わるはず。
図案で深追いはしたくありません。

今までは薯蕷饅頭は御注文のみでしたが、御好評にお応えして
今年から店頭でも販売を開始しました♪
あっさりしたこし餡と栗が一粒。
この秋、是非味わってくださいね。

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